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この手に堕ちた腐りかけの肉塊 ◆oRFbZD5WiQ なにがおもしろいのか、はたまた、見るもの全てが愉快でたまらないのか。 シータの隣を歩く、マオと名乗った長身の青年は、己の喜悦を動作で表すように両の手を叩いていた。 (なんで、こんな状態でそんなに楽しそうにしていられるんだろう。それに――) つい先程――いや、既に随分と時間は経っているが、彼女の主観では先程――、自分とパズーしか知らないような事を、 否。パズーですら完全には知らぬ事を正鵠に言い当てた、彼は一体何者なのか。 あのムスカという軍人の関係者か、それとも、 (ラピュタの王族、かも) そう、あのムスカのように。 ◆ ◆ ◆ 滑稽滑稽、まさに滑稽だ! とマオは嘲う。 自分の思考が読まれている事など理解の埒外の彼女は、必死に理由を求める。 そう、自分の思考をトレースされた、その理由を。 その小さな頭に入った灰色のそれを必死に稼動し、自身の経験を順序だてて回想し、考える。 どうすれば、そこまでわたしを調べる事ができるの? どこで、わたしたちを知ったの? (ホントに滑稽だね! なんたって、考えれば考えるほど、僕に情報を与えていくワケなんだから!) 制限で弱まったギアスでは読み取れない箇所の記憶まで、勝手に浮上させ、その上分かりやすく整頓までしてくれる! それはなんのため? そう、自身の身を守るためだ――実際、それは無意味。否、無どころか負。ゼロどころかマイナス。 なのに、彼女はこんなに必死に――これを笑わずにして、いつ笑うというのか! 「マオさん、あまり大きな声で笑わない方が……」 「ん? ああ! これは済まないね。ボクの笑い声を聞いて悪い人が集まったら大変だからね!」 そう言って笑うと、シータは僅かに渋い顔をする。そして、内心に仕舞いこまれた本音が流出する。 <分からない……この人が分からない。あんまり信用できないかも> 懸命な判断だね、と内心で思う。もし自分が彼女の立場だとして、このような男を信用するかと言えば、断じて否だ。 だが、信頼など豚にでも食わしてやればいい。 彼女はあくまで手駒。キングを守るため、敵のキングを落とすために疾駆するポーンに過ぎない。 いや、例えるならば、チェスよりも将棋の方がいいかもね。あれは確か、相手の駒をも利用できたはずだ。 「ところでマオさん、なんでこっちに向かうんですか? 人を探すなら、レールウェイという乗り物に乗った方がいいと思うんですけど」 「ああ、それはだね!」 ぱんっ、と。自身の喜悦を象徴する喝采を止めると、くるり、と芝居がかった動作で振り向いた。 「いくら殺し合いを止める、って言ってもボクらじゃ力不足だと思うんだ。君は戦い慣れているわけでもないし、ボクだって腕っ節は平均的なものさ。 おっと、だったらなおさら、中心部に向かって仲間を集めた方がいい、と思ったね?」 びくん、と思考を言い当てられた事に驚いたのか、体を揺らす。 思考が読める事を公言する気はないが、この程度なら「いや、そんな顔をしてたからね!」とでも言えば済む事だ。 「それが違うのさ! 街は確かに人が多い、けど同時に殺人者もまた多く潜んでる可能性が高いんだよ! エリア11では急がば回れ、というコトワザがあるらしいじゃないか。まさにそれだね。焦って動いたあげく殺された、なんて笑い話にしかならないからねぇ。 だからね、あまり人がいない場所をぐるっと見て回って、ゆっくり人を集めるのさ。街に行くのは、それからでも遅くはないはずだよ。 それに、あっちに観覧車が見えるだろう? ああいった目立つ建造物には人が集まりやすいと思うんだ。街ほどではないにしろね。 安全に、けど、なるべく多くの人と会うための苦肉の策なわけさ!」 いや、それはタテマエだ。本音を言うと、わざわざ人が集まるところに自分から進んで行きたくないだけだ。 それを誤魔化すために、適当を言っただけなのだが――考えてみればそれも正鵠を射ているかもしれない。 バックの中身を思い出す。 一つは、日出処の戦士の剣と鎧。 最初、イレブンが昔愛用していたとされる武具だと思ったのだが、どちらかというと西洋甲冑に近い。イレブン的な要素は、武器である刀くらいか。 そして、オドラデクエンジン。説明には永久機関、と書かれていたが、それもどのくらいアテになるのかは不明だ。 これだけ。これだけだ。この状態で真っ向勝負を仕掛けられたら、果たして切り抜けられるかどうか。 なら、と思い、バックから鎧を取り出す。未だ漆黒に包まれた空の下、それは非常に目立っていた。 「……これは?」 「外側を回る、といっても危険な事は変わりないからね。身を守る物くらいは手渡すさ。 それにほら、見てごらん? これ、小さな子でも装着できるくらいのサイズなんだ!」 君が怪我しちゃいけないからねぇ、と言って手渡すと、シータの思考が若干柔らかくなった。 <……でも、心配はしてくれてるみたい。そこまで疑ってかからなくても――> 馬鹿め、と思う。 それを手渡したのは、あくまで保身。もし戦いの場になれば、武器を持っているという事を理由に、先陣を切らすための布石だ。 (まあ、思った以上の効果があったみたいだけど) 信頼など、豚にでも食わしておけばいい。確かにそう考えた。そして、今もそれは変わっていない。 だって、ここにいるではないか。信頼という餌を喰らい、肥え太る豚が。自分が肉にされる事を知らず、餌を貪る家畜が。 「あの、お礼といってはなんなのですけど……これを」 笑い出したくなる衝動を抑え、彼女の掌に乗るそれを見る。 それは扇。中華連邦でもよく見る、一般的な形のそれだ。 だが、触れる感触は冷たい金属のそれ――そう、鉄扇だ。 「あまり強そうな物ではないんですけど、武器がないと不安だと思うから」 「いやいや! 気にしなくてもいいさ、武器として扱った事はないけど、知識としては知ってるものだからね! これはこれで構わないよ!」 使えない、と内心で毒づく。チェーンソウでも出してくれたら、心から賞賛してあげてもよかったのだが。 (まあ、さすがに高望みかな) 陸と陸とを繋ぐ道路に差し掛かる。 位置はC-1とB-2の丁度境目くらいだ。 ◆ ◆ ◆ がしゃん、と甲冑が音を立てる。 纏った赤色のそれは重く、だが、適度に安心感を与えてくれる。 重い、という事は金属であるという事。金属であるという事は、頑丈であるという事。 気休めなのかもしれないが、少女の心をある程度静めるには十分な力を持っていた。 道路を通り抜けると、遠くに見えていたあの車輪も巨大に見えてくる。 マオが観覧車と言ったそれは、どうやら乗り物らしい。けれど、同じ場所をぐるりと回るだけで、前に進めそうな気がしないのだが。 「おっと、観覧車を知らないのかい? 子供の頃、親に連れてってもらったり、親がいなくても遊園地を遠くから眺めたりはしたと思うけどねぇ。 まあ、いいさ。あれは乗り物といっても車や飛行機と同列じゃあないんだよ。山に登って風景を眺めるのを、全部機械で行ったものだと考えればいい」 そうですか、と答え、観覧車という名の車輪を見上げる。 原色を基調としたそれは、見ている者を陽気にさせる効果があるのだろう。 だが、それは本来、家族連れの子供が抱く想いだ。間違っても、殺し合いに無理矢理引き込まれた少女が抱く感想ではない。 事実、シータはあのぐるぐると回る個室を、まるで棺みたいだ、とすら思ったほどだ。 「棺、それも間違いじゃぁないね。こんな状態であそこに乗っている事に気づかれたら、狙い撃ちだ。 それに、螺旋王とかいう男に向かっていった、あの正義のヒーローのような彼。 彼が放ったビームみたいな奴で破壊されたら、そのまま横倒し。戦うまでもなくザクロになれるよ」 その言葉に、思わず身震いをしてしまう。 嫌なイメージから逃れるように視線を背け―― 「……え?」 それを見た。 ◆ ◆ ◆ いきなりだった。 観覧車を知らない事、彼女の言うラピュタ。それらを総合し、全く別の世界から来たのかなこの子は、と馬鹿げた空想をしていた、その瞬間だった。 圧倒的なノイズ。整理される事のない思考の奔流が、マオの脳を一瞬で犯した。 うるさい、うるさい、うるさいッ! 鼓膜が破けてしまいそうだ! このガキ、さっきまで静かだったくせに、急にこんな――! 「ぐ――ほら、シータ、落ち着きな。一体なにが、……!?」 安心させるように言って、初めて気づいた。 (思考が……読み取れない!?) 慌てて意識を集中。脳細胞全てを、シータという少女の思考の整理に当てる。 だが、氾濫した川の如く流れるそれを、整理するどころか受け止める事すら叶わない。 これが――これが制限か! 普段ならば、多少錯乱していようとも、その思考を完全に理解する自信がある。 だが、今はどうだ? まるで理解できない。せいぜい、『死』『殺人』『血』、そんな断片的なモノを拾えたくらいだ。 <殺――血が、ががが――乗ってるるるるる人――こん――無――ざ、ざざざ――惨> 気が狂いそうだ。今ほどC.Cの声を聞きたいと思った事はないかもしれない。 その、狂わせるような思考を漏らす少女を見やる。 嫌だ嫌だ、と言うように首を振るうその姿。瞬間、怒りが炸裂した。 「――ッ! うるさい!」 嫌なのは、こっちだ! がんっ! と。兜に包まれた頭部に、鉄扇子を思い切り叩きつける。 ぐらり、とシータの体が揺れ、思考が一瞬途切れる。 <――え? わたし、殴られ……?> 「……ああ、大丈夫かい? すまないね、錯乱していたようだから、ちょっと失礼させてもらったよ」 未だ軋む頭を押さえつつ、なんとか体裁を取り繕う。 「それで、どうしたんだい。そんなに取り乱して」 「その……あそこに」 あそこ? とシータが指差す方に視線を向けると、 「……ああ」 あれか、と地面に倒れ伏すそれを見た。 赤。濃厚な赤ワインにも似た赤色だ。 ならば、この少女はワイン樽か。もっとも、胸元に穿たれた穴から流れ出るモノはなく、生命を出し切った後だという事が見て取れた。 そう、それは死体だ。虚空を見上げる、命無き人型。 「なるほど、これを見て取り乱したんだね。……うん、君が取り乱すのもすごくよく分かるよ。 これは酷いよね。――そうだ! ボクがちゃんと埋葬してあげるから、君は観覧車の傍で待っていてくれないかな?」 そう言うと、シータは若干うろたえつつも、こくりと頷いてくれた。 去っていく背中が見えなくなるのを確認する。そして、 「しっ!」 その遺骸を、焼きつくような怒りを以って蹴り飛ばした。 爪先が頭蓋に突き刺さり、陥没。機能停止した脳みそがシェイクされる。 「君がこんな場所で死んでるから、ボクが酷い目にあったじゃないかッ! 死んでからも他人に迷惑をかけるんじゃない! この、愚図め!」 踵が顔面を抉る。頭蓋骨が崩壊し、内部に納められた脳が潰れる。どろり、と隙間からそれらしきモノがこぼれた。 それでも飽き足らぬ、そう言うように鉄扇子を用い、全体重を以って胸を突き刺していく。 そう、何度も何度も。肋骨をパウダーに、臓器をミンチにするまで止めない、そう言うように。 ああ、チェーンソウが、いや、もっと武器らしい武器があればよかったのに。 そうすれば、この肉を解体しコンパクトにした後、そこらのゴミ箱にでも放り込んでやるのに。 皮膚と内部の肉が混ざり合い、屈強な戦士ですら目を背けたくなるような状態になって、ようやくマオは冷静を取り戻した。 「――は、ぁ。まあ、いいさ。もう、二度と会うこともないだろうからね」 また、他人の思考を聞き続けなくてはならないのか、と思うと陰鬱な気分になってくる。 早く、早くC.Cの声が聴きたい。お願いだ、このままじゃあ本当に狂いそうだ。 記憶に残るC.Cの声を思い出しながら、シータが待っているであろう観覧車に足を進める。 それを、こぼれ落ちた眼球で柊つかさは眺めていた。 いつまでも、いつまでも、きっと永遠に見続けている事だろう。 ◆ ◆ ◆ 帰ってきたマオの息は荒かった。 それも仕方のない事だと思う。人一人を埋めるために、一体どのくらい土を掘ればよいのか。 それを、道具なしでやり遂げたのだ。これで息を乱さぬはずが―― (あれ?) ふと、その両手を見る。 (土で汚れて、ない?) 「ああ、遅れてごめんね。水道を探してたんだ。さすがに泥まみれじゃいけない、と思ってね」 そうマオは言うが、それにしたって服まで汚れていないのは不自然だ。 不自然――だけれど、取り乱した自分を下げさせる配慮のある人間だ。そこまで悪い事はしていない、と信じたいが―― (……分からない、わたしには分からない) 親切だと思うときもある、怪しいと思うときもある。 自分は、どちらを信じればいいのだろうか――? 【B-2/観覧車の前/1日目/黎明】 【マオ@コードギアス 反逆のルルーシュ】 [状態]:疲労 低 [装備]:マオのバイザー@コードギアス 反逆のルルーシュ、鉄扇子@ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日- [道具]:支給品一式、オドラデクエンジン@王ドロボウJING [思考] 1:ヘッドホン(C.C.の声が聞ける自分のもの)を手に入れたい 2:ギアスを利用して手駒を増やす。手駒は有効利用 3:ゲームに乗るか、螺旋王を倒すか、あるいは脱出するか、どれでもいいと思っている 4:どれを選ぶにせよ、ルルーシュに復讐してからゲームを終わらせ、C.C.を手に入れる [備考] マオのギアス…周囲の人間の思考を読み取る能力。常に発動していてオフにはできない。 意識を集中すると能力範囲が広がるが、制限により最大で100メートルまでとなっている。 さらに、意識を集中すると頭痛と疲労が起きるため、広範囲での思考読み取りを長時間続けるのは無理。 深層意識の読み取りにも同様の制限がある他、ノイズが混じるために完全には読み取れない。 ※また、錯乱などといった思考の暴走には対処しきれない事に気づきました。 ※異世界の概念はあまり信じていない様子。 ※シータの知りうるラピュタ関連の情報、パズーやドーラの出会いをほぼ完全に知りました。 【シータ@天空の城ラピュタ】 [状態]:迷い [装備]:日出処の戦士の鎧と剣@王ドロボウJING [道具]:支給品一式、支給アイテム0~1個(マオのヘッドホン、武器は入っていない) [思考] 1:ゲームを止めるという言葉を信じて、マオについていく 2:信頼すべきか否か、迷っている 3:今のところは信頼に傾いている [備考] マオの指摘によって、パズーやドーラと再会するのを躊躇しています。 ただし、洗脳されてるわけではありません。強い説得があれば考え直すと思われます。 ※マオがつかさを埋葬したものだと、多少疑いつつも信じています。 ※マオをラピュタの王族かもしれないと思っています。 【日出処の戦士の鎧と剣】 真っ赤な色で小柄な女性でも装着が可能。相手に顔も見られないし、強度もそこそこ。 また、日出処といっても、見た目は狼っぽい西洋甲冑である。日本的なのは刀くらいか。 また、顔の部分が開いているけれど、近くまで行かないと見れないはず。 もっとも、目が良いという設定のキャラなら、近づかなくても見られる、かも。 【オドラデクエンジン】 永久機関で作られているエンジン。機械に組み込めばすごいことになりそう? 【鉄扇子】 呉先生が愛用する扇子。鉄製なので重くて頑丈 B-2にはボロボロになったつかさの死体が転がっています。場所は変えてはいません。 時系列順で読む Back いろいろな人たち Next 覚悟はいいか? 投下順で読む Back ただ撃ち貫くのみ Next 蘇れ、ラピュタの神よ 026 復活のマオ マオ 089 知らないということの幸せ 026 復活のマオ シータ 089 知らないということの幸せ
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地上 地上、かつて人類はここで栄華を極めていたが現在は新たな支配者ラプチャーのものである。 どの地域にもラプチャーが闊歩し地上に出れば一時間以内にラプチャーに遭遇する確率は100%と言われている。 中央政府の公式見解では地上に生存している人類はゼロ。 ラプチャーは人間を最優先かつ執拗に殺害しようとする。人間が扱える火器ではラプチャーに傷ひとつつけられず逃げることさえ困難なため地上での生存は絶望的。人が一人で地上で生活することは非常に困難な上に人が集まり集落を形成すればラプチャーに発見されやすくなる。またアーク封鎖から長い年月が経っており、これだけの長い期間をラプチャーに発見もされず生きていくのは不可能との結論から中央政府は地上での生存者はゼロと公式発表している。 何度かの奪還作戦が試みられたが多少の土地を奪還することはあれど、それらもすぐにラプチャーによって取り返され人類の地上勢力圏は一坪も取り返せてないのが現状。 かつての人類の施設はラプチャーと人類の戦闘で破壊し尽くされて入るが一部残っている施設も存在し、それらの施設から得られる資材やエネルギーはアークを維持するために必要であり度々調査や回収が行われる。例えばカウンターズが吹き飛ばした発電所はアンダーソン曰くアークを二ヶ月分食べさせられる資源だったと述べている。 地上に存在する過去の資源の中には古い研究所や研究記録、第二次地上奪還戦で投入された兵器などが存在している。人類がアークへ逃げ延びた際に地上とともに一部の科学技術も失ったためアンチェインドなどロストテクノロジーを回収出来る貴重な資源である。投入された兵器も一部損傷はしているものの整備すればまだ使える状態で残っておりヨハンが主人公に活用法をレクチャーしていた。 地上での拠点として各地にシェルターが存在する、第一次ラプチャー侵攻時に市民が一時的に避難していたもの、後に作られたものなど様々だがラプチャーから身を隠し休息出来る貴重な施設でカウンターズも度々お世話になっている。 また地上の何処かには軌道エレベーターが建設されていたようでランドイーターを撃破し火力を極めたと思っていたネオンに「次は軌道エレベーターだ」と話しその気にさせていた。アプリアップデート時に見られるイメージ動画では軌道エレベーターらしきものが登場している。 また世界最大の観覧車がギリギリ稼働できる状態で現存しており高さは300m、ちなみに現在の世界一高い観覧車はドバイのアイン・ドバイの250m。 現在の地上は人間による経済活動も工業活動もない。そのためかラプチャー侵攻前は例年降っていた雪が降らない、など如実に温暖化の影響が現れていた。侵攻後は以前のように雪が降ってきたことが遺失物メモによって記されている。さらにラプチャーは(一定期間、一部個体を除き)人間以外の動物を襲わないため虎や鹿など運が良ければ見ることが出来る。 ちなみに野生動物にニケが襲われるケースもあり、武装していなかったニケが10頭前後のトラに無力化されたケースが存在する。(ということは素手のニケ≒トラ10頭くらいの戦力なのだろうか?) 地上の楽園 エデン アーク市民には公式発表として地上の生存者はゼロとしているが中央政府上層部の一部はエデンの存在を把握している。 ただしエデンはアークと一切の接触をしない上に優れた光学迷彩でアークからもその存在を秘匿しており発見できていない。 関連項目:奪還地01
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涼宮ハルヒの憂鬱 ビックタイトルの一つ 未見の人もキャラ名は知らなくてもポスターは見たことあるのでは? 余談だが管理人の家の近くのレンタル店の、半額セール日にはほぼ間違い無くまとめ借りされている 作中で登場のMS娘達については、リンク先から該当の職人さん部分で呼んで下さい。 シンの紹介 デスティニーの設定 デスティニー以外のMS娘の設定 登場人物紹介 朝倉さんとシン君◆7XTyrhgppY氏の作品 メインが朝倉さんなのでここに分類してます はやてが居たりフェイトが居たり擬人化MS居たりと、かなりカオスな連作 ■ 朝倉さんとシン君 ├ 涼宮ハルヒクロスの作品集-01 ├ 涼宮ハルヒクロスの作品集-02 ├ 涼宮ハルヒクロスの作品集-03 ├ 涼宮ハルヒクロスの作品集-04 ├ 涼宮ハルヒクロスの作品集-05 ├ 涼宮ハルヒクロスの作品集-06 ├ 涼宮ハルヒクロスの作品集-07 ├ 涼宮ハルヒクロスの作品集-08 ├ 涼宮ハルヒクロスの作品集-09 ├ 涼宮ハルヒクロスの作品集-10 ├ 涼宮ハルヒクロスの作品集-11 ├ 涼宮ハルヒクロスの作品集-12 ├ 涼宮ハルヒクロスの作品集-13 ├ 涼宮ハルヒクロスの作品集-14 ├ 涼宮ハルヒクロスの作品集-15 ├ 涼宮ハルヒクロスの作品集-16 ├ 涼宮ハルヒクロスの作品集-17 ├ 涼宮ハルヒクロスの作品集-18 ├ 涼宮ハルヒクロスの作品集-19 └ 涼宮ハルヒクロスの作品集-20 ■ ある未来の可能性シリーズ ├ 同棲ティアナネタ1 ├ 恋する銃使いティアナ・ランスター-02 ├ アスカ夫人編 ├ 空鍋成就?編 ├ ある新婚の甘い話 ├ ある息子の愚痴 ├ 【未来の可能性】を見た書かれていない人達の反応 └ ~ある人妻の苦労【他人からは惚け話】~ 空気義姉妹のお話 小ネタ 黒衣の名無しさん 黒衣の名無しさんの小ネタ-01 名無しさん達の作品 隔離涼子 元ネタ別インデックスへ 作者別インデックスへ トップページへ
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いぶたんランドへようこそ いぶたんランドゲート付近の花壇では多数の食虫植物がお客さまをお出迎えしますb いぶたんランドのジェットコースターは182cm以下のお子様・成人のかたはご利用になれません いぶたんランドのお化け屋敷では劇場公開されていないものをはじめ、多数の超名作映画からあのキャラクターたちが友情出演します。是非お楽しみください。 いぶたんランドのコーヒーカップは自動で高速回転いたします。 いぶたんランドの観覧車ではカップルでのご利用をご遠慮させていただいております。 いぶたんランド売店では●ガン_ムを買う権利をはじめ、生レバー、イナゴの佃煮など、おみやげとして喜ばれる商品を多数とりそろえております。 いぶたんランドでいぶ。と握手! *いぶたんにあえるのはいぶたんランドでだけ!
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寝起き あ、マネージャーから電話が来てたみたい…でも、今日の予定は空けて貰ってるから、大丈夫だよ~ きっと、明日以降の話だね。 今日は、お仕事じゃないけれど、ちゃんとしていきたいからね。準備する間、待ってて貰ってもいい? えっと、タオルはどこかな… ダーリン、朝ごはんは食べた?シャワーを浴びてる間に何か食べててもいいよ~ トースト焼いておくから、好きに食べてね。 ダーリン、遊園地でたくさん遊ぼうね。今日は、1日オフだから、ゆっくりできるよ~ 何に乗りたいか、考えておいてね。 ん~?ダーリン。どうしたの?迎えに来てくれたのかな?あ、今日は遊園地だったね~ 急いで準備するから、待ってて~ 計画中 今日だけじゃ、全部は回りきれないよね~ また一緒に来てくれる? 外にいても、ダーリンと一緒だと温かく感じるから不思議だな~ 次は、何に乗る?メリーゴーランドとか、どうかな? 私が乗りたい物でいいの?じゃあ、全部に乗ってみる? 私は、ダーリンの乗りたい物でいいよ~ ダーリンは、何に乗りたい? 絶叫系を満喫中 ジェットコースターにも色々あるね~ ダーリンは、どれに乗りたい? ダーリンと写ってる写真を買えるみたいだね。1枚買ってもいい? ダーリン、落ちる瞬間に手を繋いで、手を挙げてみない? ダーリン、楽しかったね~ もう1回乗る?私は全然いいよ~ 並んでいる間も、ダーリンと一緒だと楽しいね~ 回想中 お化け屋敷の中で、ギュッとしちゃってごめんね。痛くなかった? 思ったより、急降下だったね。またジェットコースターに乗りたいな~ ゴーカートも楽しかったね~ 運転上手だった?ふふ、うれしいな~ ダーリンと一緒に観覧車に乗れて、楽しかったな~ 眠くなかったか?う~ん、今日は楽しいから、全然眠くならないよ~ 食事中 おでんも売ってたの?あ、こんにゃく。ダーリン、ありがと~ 写真撮らせてくださいって、言われちゃった。ダーリンも一緒にどう? ダーリンも一口食べる?あ~んして。食べさせてあげる~ ダーリン、一緒にソフトクリームを食べよ~ 並んでるみたいだね。私が買ってくるから、ダーリンは待ってて~ だらだら 遊びで遊園地に来るの、久しぶりだな~ …前に来た時?その時は撮影だったから~ だから、今日は楽しみ~ あ、新しいアトラクションだって。…でも、すごい行列だぁ。もう少し人が減ったら、ちょっと並んでみる? 観覧車っていいよね~ 景色もきれいだし、二人っきりになれるし。このままずっと乗ってたいな~ 見て見て、小さい子がパンダの車に乗ってて、かわい~…私も乗ってみるか?二人で一緒に乗るなら、いいよ? ん~、ちょっと喉が渇いちゃったね。何か買ってこようか。…カフェでゆっくり?あ、それもいいね~ 就寝前 就寝中 ダーリンと一緒に写真撮りたいな~ クークー… ダーリンと遊園地…スースー…楽しいなー…スースー ダーリン、ほっぺにアイスがついてるよ~ スースー… むにゃむにゃ…ダーリン、あーんして…スースー… むにゃむにゃ… ダーリン、ジェットコースターまでおんぶして~ おしゃべりアイテム 発見 あ、アイテムを手に入れたんだ。やったね~! パンフレット 起床中 あ、ここのパンフレット? 一緒に観覧車乗ろうよ~ 置き忘れないようにしないと ダーリンはどれがい~い? 楽しそうなイベントがあるみたいだね~ 何に乗ろうか~? パンフレットの撮影もしたことあるんだ~ 見てるだけでワクワクしちゃうね 休めるところも確認確認 私たち、今どこにいるの? 就寝中 寒いよ~…もうちょっと待って…スースー…ダーリン、お願い… ダーリン、もう行ってきたの…?クークー… 遊園地、楽しかったね…スースー… ん…もう遊園地に行く時間?スースー… …ん、遊園地のパンフレット?スースー… ポップコーン 起床中 うわぁ、いっぱい入ってるね~ 買ってきてくれたの?ありがと~ 軽いけど、食べ過ぎには注意… キャラメル味もおいしいよね~ それって甘い方?しょっぱい方? ダーリンはポップコーン好き? 食べながら歩くのも、楽しいよね~ できたてかなぁ?まだあったか~い 投げて口に?じゃあ…それ~ はい、あ~んして。あ~ん 就寝中 お腹いっぱい食べたいな~…スースー… くんくん…いい匂い…スースー… ダーリーン、食べさせて~…むにゃむにゃ… ダーリン、あ~んして~ むにゃむにゃ… ポップコーンの匂い…スースー… バルーンアート 起床中 いろんな形にできるんだぁ お~、かわい~ 自分でも作れるの?へぇ~ じゃあ、おそろいのを作ろ~ 作ってる人、すごいね~ ねじるときは、思い切って? やっぱりコツがあるのかな 私もやってみようかな? 割らないように気をつけて… ん~…なんだか変かな? 就寝中 あれれ…どんどん膨らむよ…スースー… 色んな動物に変身できるんだねぇ…むにゃむにゃ… キュッキュッ…キュッキュッ…むにゃむにゃ… ダーリン、今にも破裂しそうだよぉ~…うう… ツルツルするなぁ…スースー… おでかけ 校門前 昼 夜 共通 昼 夜 カフェ 昼 夜 公園 昼 夜 図書館 昼 夜 遊園地 昼 夜
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マップ map.png ※右上の深緑は山岳地帯です 詳細情報 ※ネタバレを含みます 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 MAPに書かれた施設 遊園地 E-1に観覧車がある 撮影所 G-2に倉庫(MAPに記載)、H-1に城、G-2に試写室がある A-2 研究所 B-3 学校 B-7 神社 C-1 温泉 C-2 美術館 C-5 キャンプ場 D-4 塔 会場内の広範囲から見えるらしい D-7 洞窟 E-3 別荘 E-5 王宮 中には途方もなく広い調理場、冷蔵室がある F-2 デパート 4F北側は家具売り場 F-6 病院 F-7 商店街 G-2 倉庫 G-4 祭壇 G-8 ホテル 中には食堂がある MAPに書かれていない施設
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「ミサカ、巫女と美琴」 (第4話その1) 御坂美琴と姫神秋沙そしてミサカ10032号が魔術師五和と激闘を繰り広げた日曜日の 午後、遊園地クラウンパレスを鼻歌交じりに闊歩する見た目10歳の少女(幼女)がいた。 見事なアホ毛をそよ風になびかせて歩く少女はすこぶる上機嫌だった。 「フッフフン、フッフフン、フッフッフーン。 あーっ、今日は楽しかった! お姉様(オリジナル)のスーツが傷ついたのは意外だったけど、ミッション大成功で ミサカの幸せ指数は17ポイントアップのはなまる急上昇! 次はウォーターパークで事件を起こしてくれないかな、天草式の人達。 そしたらミサカの幸せ指数はさらにドドーンと2倍増って感じなのに ってミサカはミサカは毎日こうだと良いのになって神様にお願いしてみたり」 園内に流れる軽快な音楽は耳に心地よく、時々聞こえる「キャ──────」という歓声 もウキウキした気分を盛り上げてくれる。 すこぶる上機嫌の打ち止めであったが手を繋いだ高校生のカップルとすれ違った時、その 足はなぜか止まってしまった。 打ち止めが無意識に見上げた右横には雲一つない秋空が広がっている。 (あン?なに人の面(つらァ)見上げてンだァ?このくそガキ!) そう悪態をつきながら打ち止めの髪の毛を左手でグシャグシャにかき乱す人物はそこには居ない。 判っていたはずの現実を前に打ち止めは憂いを帯びた表情を見せる。 (あの人が一緒だったらもっと楽しいのに……………………) その表情が妙に大人っぽく見えるのはさすが御坂美琴の体細胞クローンといったところだろう。 「……………………なぁ──んってね! クヨクヨ悩んだって仕方ないし今日は思いっきり楽しむぞぉぉぉぉおおおお! ってミサカはミサカは明るく前向きに今この瞬間を楽しもうって考えてみる」 打ち止めは意外と立ち直りが早かった。 どうやらミッション後の自由時間は全力で遊び倒すことにしたようだ。 もっともミッションの最中からずっと大はしゃぎしていたはずなのだが………… 「ミサカは遊んでるばかりじゃないよ。ちゃんとお仕事だってしてるのに ってミサカはミサカは10032号にまるで穀潰しのように思われていることに憤りを 露わにしつつさりげなく独り言を呟いてみる。 そうそう、お仕事といえばお姉様(オリジナル)のスーツがあっさり切り裂かれたのは問題よね。 やはり耐刃性能の大幅UPと新機能の追加を開発部に頼んでおかないとね。ふふふっ っと言う訳でお仕事タイムはお終い! おおっ!これが学園都市自慢の高さ100mの大観覧車なのね ってミサカはミサカはその大きさに感動・感激・大絶賛してみる」 同時刻、そこから北に100mも離れていない場所には1人の不機嫌な少年がいた。 右手で杖をついた白い服の少年は左手に持った携帯電話に向かって悪態をついていた。 「あァン?だからなンでオレがこンなくっだらねェ所に来なきゃなンねェンだよ!」 「聞こえなかったのか? そこには今学園都市の警戒網をくぐり抜けた魔術師達が潜伏している」 「わざわざ学園都市に潜り込ンでこンな子供だましの遊園地にくるなンざァ、魔術サイド にはロクな娯楽もねェのかよ!」 「嫌みを言うんじゃない。 そこには今学園都市の依頼で動いているイギリス清教の魔術師達もいる。 奴らはそれを偵察に来たローマ正教下部組織のエージェントだ。 そいつらをそこから排除するのが今回の仕事だ」 「めンどくせェ!ここには良い魔術師と悪い魔術師がいますってかァ? 俺に任せるってこたァ、オレのやりたいようにやっていいってことだよなァ? いいか!オレは魔術師を見かけたら手当たり次第ぶちのめす。 もしそいつらがテメエの仲間だったらすぐに病院に連れて行ってやるンだな。 運良く死ンでなけりゃ『冥土返し』が助けてくれるかもな!」 「おい。ちょっと…………」 少年は言いたいことだけを言い放つと返事も聞かずに手荒く携帯のスイッチを切った。 そして髪の毛を掻きむしり「あーっ、めンどくせェ!」そうつぶやくと白い服の少年は 周囲を見回し適当に方角を決めて歩き出す。 「ミサカ、巫女と美琴」 (第4話その2) 観覧車を見上げていた打ち止めの視界の隅を白い影が横切ったのはほんの一瞬であったが、 それを打ち止めが見逃すはずがなかった。 条件反射的に追尾を始めた視線がその影を捉えるのにコンマ2秒も掛からず、その影の主を ロックオンしたまま打ち止めは彫像のように固まってしまう。 この時打ち止めの瞳を覗き込めばきっとキラキラ輝く無数の星が見えたことだろう。 打ち止めの視線を釘付けにしたものは一匹の白い子猫だった。 白い子猫は地面にちょこんと座って前足で顔を擦るように毛繕いしている。 そして打ち止めと目が合った子猫は「みゃぁぁぁぁぁ」と一声上げた。 同時に子猫と目があった打ち止めも「きゃぁぁぁぁぁ」と奇声を上げた。 「なあぁぁんて可愛いの!あなた!! ってミサカはミサカは子猫の反則的可愛さにノックアウト寸前なのって言ってみたり」 打ち止めは両手を身体の前で握りしめ全身をくねらせて喜びを表現する。 だが打ち止めは小さいとはいえ御坂美琴の体細胞クローンである。 小動物好きが御坂美琴ゆずりであるように小動物に嫌われる電磁波体質もそのままだったりする。 「おいで、おいで、ってミサカはミサカは猫なで声であなたを手招きしてみる」 しかし悲しいかな、打ち止めが10cmにじり寄れば電磁波に怯える子猫も同じだけ 後ずさってしまう。 「ほら、アメ玉を上げるから!こっちにおいで ってミサカはミサカはポケットに残った最後のアメ玉をちらつかせて逃げ腰のあなたに ネゴシエーションしてみる」 打ち止めと子猫の距離はほんの2m、しかしその距離は一向に縮まらない。 子猫を抱きしめたい打ち止めはとうとう痺れを切らし強硬手段(子猫捕獲作戦)に打って出た。 「まてまてまて────!」 しかし突然駆けだした打ち止めに驚いた子猫は身を翻すとタタタッと歩道を駆け抜ける。 その先には北へ向かう歩道を北西と北東へ分ける三叉路の分離帯に植えられた生け垣があり 壁となって子猫の行く手を塞いでいた。 「もう逃げられないわよ。観念なさい! ってミサカはミサカは逃げ道のないあなたに向かって勝利宣言してみたり」 高さ2m程の低木でできた生け垣の密集した枝葉は子猫の行く手を塞いでいたが、子猫は 地面すれすれに一カ所だけ空いていた僅かな隙間に潜り込んでしまった。 「むむっ、生け垣に逃げ込んでミサカの追跡意欲を削ごうという作戦ね。フフフッ でも、そのくらいで逃げられるとでも思っているの!? それえぇぇぇ! ミサカの小さな身体を活かした匍匐前進で生け垣に突撃ィィィィィ!」 打ち止めは生け垣の隙間に頭を突っ込むと匍匐前進で一気に生け垣を突破し子猫に最後 通告を発する。 「プファー!!こんな所に隠れたって無駄なの!さあ!観念なさい! ってミサカはミサカはあなたに最後通告……………………えっ?」 顔を上げた打ち止めの目の前には子猫の姿は無く、代わりに突然の幼女の乱入に驚く3人 の男の姿があった。 「なんだ?このガキは」 「コイツ、まさか『人払いの結界』をやぶったのか?」 生け垣の中は30平方メートル程の三角形の空き地になっており、男達は『人払いの結界』 を張ってここに潜伏していた魔術師達だった。 人の無意識に働きかけ特定の場所へ行く気を無くさせる『人払いの結界』には当然『猫払い』 の効果は無い。だから子猫が結界をすり抜けたのは仕方がないことだろう。 しかしその子猫の後を追って打ち止めが侵入してきたことは男達には想定外だった。 どうやら『人払いの結界』も子猫確保に燃える打ち止めの情熱の前には無力だったようだ。 「まさか『必要悪の教会(ネセサリウス)』か?」 いくつかの聞き取ることができた単語から打ち止めは彼らが魔術師であることに気付く。 「あなた達!天草式の人でしょ!もう、こんな所で何をしてるの!? 今日のミッションはもう終ったから他の人たちはもう帰っちゃったよ ってミサカはミサカはちょっと上から目線で問い詰めてみる」 「天草式…………?」 「このガキが…………」 「どうする?…………」 男達の予想外の反応に打ち止めはようやく自分の勘違いに気付く。 「えーっと、ひょっとしてミサカはお邪魔虫だったかな? ってミサカはミサカは少し後悔しながら呟いてみる。 どうやらお邪魔みたいだからもう帰るねってちょっと引きつりつつも笑顔でさよならの 挨拶をしてみる」 「なんだ嬢ちゃん。もう帰るのかい?いや、帰れると思っているのかい?」 「ミサカ、巫女と美琴」 (第4話その3) 「これってひょっとして『雉も鳴かずば撃たれまい』それとも『飛んで火にいる夏の虫』 ってミサカはミサカは今直面している危機的状況を諺に例えてまとめてみる」 「そんなこと言わずにおじさん達とゆっくりお話しようじゃないか?」 「お話しって? ってミサカはミサカはそんな場合じゃないのにふられた会話につい乗ってみる」 「天草式の連中がここで地脈に何か細工をしていただろう。 それが何か教えてくれれば良いんだよ」 「何のことか分かんない! ってミサカはミサカは知らないものは知らないよって感じで全否定してみる」 「シラを切ったって脳みそから情報を直接引き出す魔術ってのもあるんだよ。 もともと拷問用の術だから死ぬほど苦しい上に絶対死ねないときている。 だから安心しな!」 「うっ!これは本当に未曾有の大ピンチかも…………………………………………あっ!! ってミサカはミサカは大声あげて指差した方に敵が注意を逸らしたところで反転猛ダッシュ!」 そう言って逃走に移った打ち止めであったが男の一人にあっさり襟を掴まれてしまった。 男は打ち止めを引き寄せると両手で襟を掴んで吊り上げる。 「どうしてミサカの完璧な逃走作戦が見破れたのよぉぉぉおおおおお! ってミサカはミサカは地面に届かない足をジタバタさせて悔しさを表現してみたり」 「こいつは馬鹿か?逃げる前に大声で手の内を明かしてりゃ世話無いだろ!」 「は~な~せ~!ってミサカはミサカはネコみたいな扱われ方に抗議の声を上げてみる」 「離せと言われて『ハイそうですか』と離す馬鹿がどこにいる!」 「ここにいるオマエ達こそ馬鹿じゃねェのか!?」 突然響いた声に男達は驚く。 「「「誰だ!?」」」 周囲を見回した男達が声の主を見つけるのに一瞬手間取ったのは仕方ないことだろう。 なにしろ声の主は2m程の高さがある生け垣の上に浮かんでいたのだから。 正確には梢の先についた葉っぱの先端に立っていたのだが葉っぱ一枚たわませることなく 立っている様子は浮いているようにしか見えない。 「大人が3人も集まって、ガキ一匹相手になァにムキになってンだァ?」 白い服を着た少年『一方通行』は白い髪を左手で掻きつつ赤い瞳で男達を睨み付ける。 首筋にある電極のスイッチが入った一方通行はあらゆるベクトルを自由に変換できる正真 正銘学園都市最強の超能力者(レベル5)である。 現れたのが学園都市第一位と気付いたならば男達は迎撃ではなく逃走を試みたはずだ。 彼らの不幸は少年の能力を『空中浮遊(レビテーション)』と勘違いしたことだ。 「こいつ、飛行能力者か!?」 「気を付けろ。あの杖は暗器(隠し武器)かもしれん!」 愚かにも男達は打ち止めを放り投げ、一方通行へ向けて全力の攻撃魔術を放ってしまった。 狭い空き地の中を灼熱の炎が吹き荒れ、目が眩むほどの雷光が満たし、激しい風切り音が 轟き渡った。 「ふン!」と面倒くさそうに息を吐くと一方通行は生け垣で囲まれた空き地に音もなく舞い降りる。 その足下には右半身に大やけどを負った魔術師、雷撃によって衣服が焼けこげ至る所から 薄い紫煙を上げる魔術師、カマイタチに何十カ所も切り刻まれ血を流す魔術師が転がっていた。 魔術師達の様子を一瞥した一方通行は首筋の電極のスイッチを切る。 能力を失い杖で身体を支える一方通行は携帯電話を取り出すと2度目のコールで出てきた 男に必要事項だけを伝える。 「ポイントF-7で魔術師を3人ぶちのめした。ン?ああ、まだ死ンじゃァいねェ。 回収は任せ、あ────っ、鬱陶しい。あっちへ行きやがれ!何ィ?どうかしたかって? なンでもねェよ。じゃあ切るぞ」 携帯をしまうと一方通行はまとわり付いてくる打ち止めの頭頂にチョップを見舞った。 「ミサカ、巫女と美琴」 (第4話その4) 「いったぁぁぁぁい!ってミサカはミサカはあなたの不条理な暴力に対して毅然とした 態度で抗議してみたり!!」 「ひとが電話してる最中に好き勝手に服を引っ張るンじゃねェ!」 「だって怖かったんだも────ん ってミサカはミサカは上目遣いの可愛いしぐさであなたの保護本能をくすぐってみる」 「なに言ってやがる。あの状況でも余裕かましてやがったくせに!」 「だってあなたが来てくれるって信じていたから…………………… やっぱり私達は赤い糸で結ばれているのね、ってミサカはミサカはまるで少女漫画の ような展開に感動してみたり」 「コラ!オマエ、何訳の判ンねェことぬかしてやがる!」 「だってミサカのピンチに颯爽と現れるなんて、白馬の王子様みたいなんだもん。 ね、う思うでしょ! ってミサカはミサカは目をキラキラ輝かせながらあなたに同意を求めてみる」 「うっせェ!そもそもオマエはこンな所でなに遊んでンだよ!?」 「チッチッチッ!そんな過去には囚われないで未来に目を向けましょう ってミサカはミサカは目の前で人差し指を振りつつ建設的な意見を述べてみる。 当面の問題はこの後どの乗り物に乗るのかってことよね」 「はァ?」 「ミサカの第一希望はあの大観覧車なの ってミサカはミサカはさりげなくあなたも一緒に乗って欲しいなって言ってみる」 「ンな恥ずかしいもンに乗れるか!!さっさとオマエは家に帰りやがれ!」 「ヤダヤダヤダ!ミサカはぜぇぇったいにあの観覧車に乗るんだから ってミサカはミサカは手足を振りまわして目一杯駄々をこねてみる」 「死ぬまでやってろ!」 地面を転がりまわる打ち止めに呆れ果てた一方通行はこの場から立ち去ろうとチョーカー の電極に手を伸ばす。 「逃がさないわよ! ってミサカはミサカは今にも逃げ出しそうなあなたの先手をとって足首をがっちり抱え込んでみたり」 「今すぐその手を離しやがれ!」 「ミサカと一緒に観覧車に乗ってくれるなら離してあげる って駄々っ子パワー全開であなたに迫ってみる」 「うっせェな、そンなに乗りてェンならオマエの望み通り乗せてやるよ!ほら」 電極に触れた一方通行が地面に寝そべる打ち止めの背中に左手を当てると打ち止めの身体は うつ伏せのまま宙に浮かび上がる。 そして左手に打ち止めを吊したまま一方通行は音もなく浮き上がると一直線に大観覧車の 頂上へと舞い上がり観覧車の動輪の頂に降り立つ。 「望み通り来てやったぜ!良い眺めだろ!骨の髄までしっかり堪能するンだな!」 うつ伏せのまま腰から吊り下げられた格好の打ち止めを前方に突き出すと一方通行は勝利 宣言のように言い放つ。 「うわーっ、すっごおおぉぉぉい!ここからだと学園都市が一望できるのね ってミサカはミサカはこの絶景に感動してみる」 打ち止めの予想外の反応に一方通行はあきれ顔で呟く。 「あのなァ!オマエは怖くねェのかよ? 俺がその気になったら4.5秒でオマエは墜落死なンだぞ!」 「???なんで? ってミサカはミサカは不思議そうな顔であなたに尋ねてみる。 だってあなたがそんなコトするハズないもの」 打ち止めの信頼しきった瞳に見つめられて一方通行は思わず目を逸らしてしまった。 「チッ!その人を見る目の無さがオマエの命取りになるンだよ!」 その途端打ち止めの身体はストン!と落下する。 風切り音をまとわせて落下する打ち止めは気を失っているのか声一つ上げない。 重力が容赦なく打ち止めを加速させ既に落下速度は時速100kmを越えていた。 このまま地面に激突すれば打ち止めの身体は原型を留めない程に潰れてしまうだろう。 しかし墜落死の僅か0.03秒前、地上1mの位置で打ち止めの身体はピタリと静止する。 そして身体が回転するとフワリと足から着地した。 打ち止めは後を振り返ると自分の頭に手を置いた人物にニッコリ微笑んでみせた。 「ほらね!大丈夫だったでしょ」 「ふン!」 微笑みかけられた一方通行はまたしても打ち止めから顔をそむけてしまう。 「じゃあ、観覧車の次はメリーゴーランドーがいいな ってミサカはミサカはあなたに最高の笑顔でお願いしてみる」 「ンだと!?まだ懲りずに乗るって言いやがるのか?」 「さあ、いきましょ!メリーゴーランドはあっちよ! ってミサカはミサカはあなたの左手を引っ張ってエスコートしてみたり」 「そんなに手を引っ張ンじゃねェ!こっちは杖ついて歩いてンだぞ。このクソチビ。 って、コラ!言ってるそばから明後日の方向に走り出すンじゃねェ!」
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◎ 一部 ~ ショートムービー ~ 1 グッドタイムス&バッドタイムス 2 アイム イン ブルー 3 マンハッタンブリッヂにたたずんで . 4 シュガータイム 5 ヤングブラッズ 6 7日じゃ足りない 7 ドライブ 8 ヤング フォーエバー 9 ワイルド オン ザ ストリート ◎ 二部 ~ HKBインストルメンタル ~ 10 君が気高い孤独なら . 11 荒地の何処かで 12 黄金色の天使 13 恋しい我が家 14 観覧車の夜 15 君の魂大事な魂 16 ワイルドハーツ 17 ロックンロール ナイト 18 約束の橋 19 サムデイ 20 アンジェリーナ ★ アンコール1 21 ハッピーマン . 22 彼女はデリケート ★ アンコール2 23 悲しきレイディオ~HBKメドレー(コール&レスポンス) . ★ アンコール3 24 ソー ヤング . 【7】2月7日 (木) 【仙台】 仙台電力ホール へ
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当麻と美琴の恋愛サイド ―帰省/家族(かぞくぶんのきせい)― 【本文】 プロローグ ◆ 第1章 とある雪の日の二人 ◆|◆ 第2章 帰省1日目 二つの再会 ◆|◆ 第3章 帰省1日目 思い出の無いアルバム ◆ 第4章 帰省1日目 天使 ◆ 第5章 帰省1日目 初詣 ◆ 第6章 帰省1日目 縁日 ◆ 第7章 帰省1日目 隠し事 ◆ 第8章 帰省1日目 情報屋 ◆|◆ 第9章 帰省1日目 忠告 ◆|◆ 第10章 帰省1日目 噂 ◆|◆ 第11章 帰省1日目 深夜の闘い ◆ 第12章 帰省2日目 父の想い ◆ 第13章 帰省2日目 遊園地 ◆|◆ 第14章 帰省2日目 観覧車 ◆ 第15章 帰省2日目 二つの心 ◆ 第16章 帰省2日目 ただ隣りに ◆